サロンより安く、手軽にできることからセルフネイルをしている人も多いのではないでしょうか。
自宅でネイルをする人の中には、セルフネイルではサロン級のクオリティは出せないと思っている人も少なくありません。
たしかに、プロにやってもらうような凝ったデザインのネイルを自分でするのは難しいかもしれません。
しかし、ちょっと気をつけるだけでセルフネイルの仕上がりを格段に良くする方法ならばあります。
今回の記事では、セルフネイルのクオリティを格段に上げるコツを9つご紹介します。
どれも簡単にできるものばかりですので、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください♡
目次
まずは土台を整えて! ネイルを始める前に下準備をしよう
セルフネイルをする際、ポリッシュとコットン、綿棒などを出してすぐに塗りはじめる人が多いでしょう。
しかし、セルフネイルのクオリティを上げるには、事前準備が非常に重要です。
具体的にどんな準備をすれば良いのか、この項目でしっかり確認していきましょう♡
ネイルを始める前の土台作り
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甘皮処理
→ネイルの持ちを良くし、爪を長く見せる -
爪やすり
→爪の形と表面を整える -
ネイルを始める際は用事を終えてから!
→ネイルを失敗させないために、用事を終えてからネイルを始めよう
セルフネイルの持ちが変わる! 甘皮処理
爪の根元に生えている薄くて白い「甘皮」。
これをきちんと処理することが、ネイルのクオリティを格段に上げるコツの一つ目です。
なぜ甘皮を処理するの?
甘皮を処理したからネイルの仕上がりが良くなる、というのに疑問を感じている人もいるでしょう。
甘皮を処理する理由は、
・爪が長く見えるから
・根本からポリッシュを塗れるため持ちが良くなるから
の2つが挙げられます。
きちんと甘皮を処理することで、爪を長く見せてポリッシュを塗る面積を大きくし、さらに持ちを良くすることができるんです。
今まではあまり甘皮処理をしなかったという人も、ぜひ次回からは甘皮を取り除いてからネイルを始めてください。
具体的な甘皮処理のやり方は?
甘皮を処理するのは、難しいようで実は簡単。
まずはこちらのプッシャーと呼ばれる棒を使って、爪先から根本の方向へ甘皮をグッグッと押し込みます。
これで甘皮が爪から剥がれましたね。
続いてニッパーで、先ほど浮かせた甘皮を切っていきます。
爪のはしから細かくチョキチョキと甘皮を切っていきましょう。
一見痛そうに見えるかもしれませんが、爪を切るような感覚ですので誤って皮膚を切らない限りは痛くありません。
一度甘皮処理に慣れると逆に甘皮が生えている状態のほうが気になります。
ぜひネイル前は甘皮処理、を徹底してみてください。
爪の形と表面を整える 爪やすり
爪やすりをきちんとすることも、セルフネイルの仕上がりを良くするコツです。
爪やすりには大きく分けて、
・爪の先端を削って長さを調節する
・爪の表面を削って整える
の2種類があります。
爪の長さを調節する場合
やや荒めの爪やすりは、爪の先端を削るのに使います。
爪を短くするのはもちろん、サイドの削り方によって爪の形を調整することも可能です。
爪切りで良いじゃん、という方もいると思いますが、実は爪切りで爪を切る「バチンッ」という衝撃は爪にダメージを与えています。
そのため、爪切りよりは爪やすりで長さ・形を調節するのがおすすめです。
理想とする爪の形や長さが決まれば、爪やすりを親指・人差し指・中指で水平になるよう挟んで持ち、一定方向にシュッシュッと爪を削ります。
このとき、ゴシゴシとやすりを行ったり来たりさせるのはNG。
一定の方向にのみやすりをかけることを徹底してください。
AXiON(アクシオン)サファイア爪ヤスリ
公式価格 704円(税込)
爪の表面を整える場合
爪の表面は、何もしなければ細かい凹凸があります。
実はそれを整えないままポリッシュを塗ると、知らない間にムラになってしまったり、微妙にクオリティが下がってしまうのです。
爪の表面は、削りすぎると爪が薄くなってしまいます。
そのため、なるべく最低限の回数で行うのが理想的。
優しく何度か、シュッシュッと表面を削る程度にしておきましょう。
また、ザラザラした爪やすりではなく、ツルツルとした目の細かい爪やすりで行うことも大切です。
注意! ネイルはほかの用事をすべて終わらせてから
ネイルをする際はもうほかのことは何もしなくて良い、という状態にしてから始めましょう。
ネイルをするタイミングは、多くが夜、寝る前が多いのではないでしょうか。
そのとき、歯磨きや着替え、お風呂、トイレやコンタクトを外すなどすべての用事を終わらせてからネイルを始めていますか?
ネイルが半乾きのときに「そろそろ歯磨きしなきゃ」なんてことになれば、せっかくのネイルが台無しになる可能性が高くなります。
当たり前のことではありますが、きちんと用事を済ませ、あとは寝るだけという状態でネイルを始めましょう。
意外と難しい? ポリッシュを塗るときのコツとは
事前準備はバッチリ、ほかの用事もカンペキに終わらせたという人は、いよいよポリッシュを塗っていきます。
しかしここでも、仕上がりを良くするために気をつけたいことが3つあります。
どれも簡単なものばかりですので、ぜひセルフネイルに取り入れてみてください。
ポリッシュを塗るときのコツ
- 余分な液はふちでしっかり落とす
- 根本から爪先に向かって寝る
- 完ぺきに乾かす
今回は台湾発のネイルブランド・JNFのネイルポリッシュ「スカーレットローズ」「運命の綱」の2色を使って、塗り方のコツを伝授!
余分な液はしっかり落とす
ポリッシュを塗る際、ボトルからブラシを出してそのまま爪に塗ってはいませんか?
ポリッシュの残量がもうほとんどないという状態ならば構いませんが、まだまだ液がたっぷりある場合はNGです。
液が多すぎるとポリッシュが必要以上に分厚くなってしまい、乾くのに時間がかかります。
また、表面が乾いても内側が乾いていないという状態になりやすいため、グチャッと失敗してしまう可能性も高まります。
反対に少なすぎてもポリッシュがかすれてしまい、何度も何度も重ね塗りしなくてはいけません。
そうなると手間ですし、重ね塗りしている間に塗りすぎてしまい、結果的に乾きにくくなったり、はみ出しなどの失敗の確率を上げてしまいます。
ブラシはボトルから出す際にふちできっちりしごき、余分な液を落としましょう。
爪の大きさによって適度な量は変わりますので、自分の爪に合った量を探しましょう。
目安は一回でかすれることなく塗れる量です。
女性の小さい自爪なら、写真のように筆の色が少し見えるくらいがちょうどいいですよ。
根本→爪先の原則を守る
ポリッシュを何度も何度も、色んな方向から塗るのもNGです。
塗り重ねるほどにムラができてしまい、納得できるクオリティは出せません。
ポリッシュの正しい塗り方は、根本から爪先に向けて一定方向に塗ることです。
こうすることでムラになったりブラシの筋が残ってしまうことを防ぐことができます。
写真のように、真ん中の根本から、矢印方向に筆を動かしましょう。真ん中を塗ってから、残った液で左右を塗り埋めていくと、ムラなくキレイに仕上がりやすいですよ。
「根本→爪先」はポリッシュを塗る際の大原則ですので、今までできていなかった人はぜひやってみてください。
二度塗りはよく乾かす
ポリッシュの色が薄く、二度塗りしたい場合は注意が必要です。
一度塗って完ぺきに乾かしてから二度目を塗らないと、先に塗った層がよれてしまったり、乾燥させるまでにムダな時間がかかってしまいます。
特に違う色を重ねて塗りたい場合や絶対に失敗したくない場合には、二回目を翌日に持ち越すのもおすすめです。
夜に一度目を塗り、次の日の朝30分早く起きて二度目を塗るという風にすれば、失敗のリスクは少なくなりますよ。
最近では速乾のポリッシュも増えていますが、速乾だからと安心しているとうっかりグチャッとさせてしまうこともあるでしょう。
どんなポリッシュを使っていたとしても、二度塗りをする際は警戒するに越したことはありません。
しっかり乾かす、心配なら二度目は翌日に持ち越すを意識してみてください。
ちなみに今回塗り方のコツ解説で出てきたJNFのネイルポリッシュは、約2~3分でカチカチに!素早くカチカチに乾くポリッシュは、セルフネイルに苦手意識のある人でも比較的キレイにネイルアートを楽しめるので、オススメです。