好きな相手が自分をどう思っているかというのは、片思い女性なら誰もがもっとも知りたい内容です。好意の有無を本人に質問できる人はなかなかいないでしょうし、相手の気持ちを告白前に確認するのも難しいところがあります。
そんなときに注目したいのが男性側の行動や仕草。男性が見せる行動には深層心理が反映されています。相手が取る行動の意味を知れば、おのずと相手の気持ちや本心もみえてくるものです。
今回は、恋愛心理学を用いて、好意のサインが隠されている男性の行動を解説していきます。
彼との脈アリ度をはかる参考にもなりますので、好きな人の気持ちを知りたい女性はぜひ参考にしてみてください。
目次
男性が好きな女性にだけに見せる行動【動作編】
まずは、好意が隠されている男性の動作をご紹介。表情や言葉に出していなくても、好きな気持ちは行動に表れてしまうものです。
タイミングを逃さないためにも、男性の脈アリ動作を把握しておきましょう。
脈アリチェックシート【動作】
- 飲み会で隣に座ってきたり、話すときの距離が近い
- 視線を感じたり、頻繁に目が合う気がする
- 一緒にいるとき、スマホを見たり腕時計を確認するそぶりがほとんどない
あなたとの距離を詰めようとする
人間には「パーソナルスペース」というものが各自にあります。これは自分が守りたいプライベート空間、すなわち他人が入ってくると不快に感じる空間のことです。
パーソナルスペースの広さは人それぞれですが、一般的に、警戒している相手とは大きく距離を取りたくなり、親密な相手、好意的な相手ほど近い距離が許されるようになっています。
相手が近寄ってくるということは、本人のパーソナルスペースに招き入れる行為。少なからず異性として好感を持っている証になります。
彼がなにかと隣の席に座ってくる、彼と隣に並んで歩くことが多いといった場合は、脈アリの可能性もみえてきます。
とくに、彼があなたに声をかける際、後ろではなく前方から話かけてくることが多い場合は、かなり好意を抱いている証拠でしょう。
相手の視線を感じる、よく目が合う
男性には狩猟本能が備わっているため、動いている獲物を見つけるとすぐそれに目を凝らす習性があります。つまり、狙っている女性、異性として意識している女性にはどうしても目がいってしまうのです。
とくに、本命の女性を見ているときは瞳孔が開く傾向に。
瞳孔は、興奮・感動・驚きなどで交感神経が刺激されたときに散瞳します。それゆえ、好きな女性を見つめるときは、興奮や緊張のドキドキによって瞳孔が開きやすいのです。
奥手な男性だと、目が合っても逸らしてしまう人も多いかと思いますが、瞳孔は自分の意志でコントロールできるものではありません。あなたを見つめる彼の瞳を、よくチェックしてみてくださいね。
あなたといるときに腕時計を見ない
腕時計を見るということは、時間を気にしている証拠。逆をいえば、あなたと一緒にいる時間が楽しければ楽しいほど、時間を忘れて腕時計を見なくなる傾向があります。
彼がチラチラ腕時計を確認するときは、ほかの事柄に気を取られてしまっているということ。あなたのために、帰宅の時間や次の予定を気にしてくれている可能性もありますが、あなたとの時間に没頭していれば、時間の確認はつい怠ってしまう人も多いはずです。
また、マナーの面から腕時計を見るのを控える男性もいます。そうやって気遣いをするのは、相手の女性を本気で考えている証。腕時計を見ずに時間を楽しんでくれているようなら、あなたを好意的にみている可能性も高くなるでしょう。
男性が好きな女性にだけに見せる行動【会話編】
次は、男性が好きな女性にだけする会話をご紹介。会話中にも、相手への好意はついついにじみ出てしまうものです。
会話中に意識を傾けたり、のちのち振り返ってみたりして、彼との会話を確認してみてください。
脈アリチェックシート【会話】
- 会話文に「俺」などの一人称をよく入れてくる
- たくさん自分について話した後「ごめん!話すぎた!」と謝ってくることがある
- 二人きりで「恋愛観」をテーマに話す機会がしばしばある
「俺」「僕」など会話中に一人称を多用する
一人称は、単なる主語としての意味合いのほかに、自分の存在を強調したいときにも多く使用します。自分のことを知ってほしいという自己アピールの気持ちが大きくなると、無意識のうちに一人称を多く使ってしまう傾向があるのです。
ただ主語として用いている場合は、聞いている側もとくに引っかかる感じは覚えません。しかし、「俺は」「僕が」などと必要以上に一人称を使っている場合には、会話の流れにどことなく違和感を覚えてくるでしょう。
その違和感こそが脈アリのサイン。いままで気にしていなかった人も、彼の話し方に着目してみてくださいね。
夢中で話しているときにいきなり謝ってくる
自分の話に没頭している最中に、ふと我に返って「ごめん! 俺ばっかり喋って」などと謝ってくる人もいます。この心理は、心理学において「認知とメタ認知の往復」と呼ばれるもの。
好意を持っている相手には、自分のことを知ってほしい反面、「自分ばかり話してしまっている」ということに罪悪感を抱きやすいのです。
違う尺度からみれば、自分の話に夢中になっているのに、あなたの存在もちゃんと気にかけてくれているということになります。ただ一方的に自分の話をするだけではなく、「ちょっとわかりにくかった?」「〇〇さん(あなたの名前)はどう思う?」など、あなたに問いかけてくれる場合は、少なからず好意を抱いているはずです。
自分の恋愛観を語ることが多い
男性は承認欲求が強い傾向があるので、好きな女性に認めてもらいたいと考える人も多いです。とくに、好きな女性には自分の価値観を理解してもらいたいと願う心理が強く働きます。
この心理が顕著に現れるのが、恋愛観について。男性が自分の恋愛観を一番わかって欲しいと思うのは、恋愛対象の女性です。彼が男女関係における価値観を語るときは、あなたと男女の関係になることを視野に入れている場合が多いでしょう。
過去の恋愛話をしたがる場合も、自分を理解してほしいゆえの行動でしょう。自分の価値観を語るだけでなく、あなたの恋愛観も聞いてくるようなら、相手の男性はあなたにかなり好意を抱いているはずです。