デリケートゾーンに対して悩みを抱えている女性はとても多いです。みなさんは何に対して悩んでいますか?
デリケートゾーンの皮膚はとても薄く、顔と同じくらい敏感でトラブルが起きやすい箇所。また、顔と違って見えにくい所にある分、気付いた時には事態が悪化してることも多々あります。
中には1つのトラブルから二次被害を起こし、その結果黒ずみ、かゆみ、臭いなどを引き起こす可能性があるため油断できません。
今回は「黒ずみ」「かゆみ」「乾燥」「臭い」「アンダーヘア 」、この5つの悩みについて原因と解決方法を紹介していきます。
お悩み①黒ずみ
原因
主な黒ずみの原因は、メラニン色素の沈着。
通常メラニンは紫外線から守ってくれる働きがあり、肌を健やかに保つためには必要なもの。
しかし、何らかの異変が生じると過剰に生成されてしまい、蓄積したものが黒ずみへと変わっていきます。
その異変とは主にこれらです。
・乾燥よる衣類の摩擦
・合わない下着やナプキンの摩擦
・ターンオーバーの乱れ
・ホルモンバランスの乱れ
・過度な洗浄
・過度なムダ毛処理
解決方法
メラニンの生成を抑えることに加え、すでに蓄積されてしまったメラニンたちを排出しなければなりません。
また、現状の改善だけでなく、繰り返し過剰生成が行われないよう原因で挙げていることを防ぐ必要があります。
❶保湿して乾燥を防ぐ!
摩擦はただでさえ締め付けが強いなど合わない下着の着用や、ナプキン・おりものシートでも起こりやすいのに、乾燥した肌だとより摩擦が起こりやすくなるので注意が必要。
乾燥は思っている以上に手強く、摩擦以外の原因も全て結果的に乾燥を引き起こすので、保湿をし乾燥を防ぐことはとても重要なのです。
❷摩擦を防止する!
❶でも述べた通り、締め付けの強い下着やナプキン類を付けると摩擦が起こります。そしてこれらはムレまで生じさせるのでやっかいです。
上記のような下着は極力避け、通気性の良いコットンやシルク素材のショーツを選ぶようにしましょう!とはいえ、下着にもこだわりたいのが女の子。そういう場合は、何もない日は素材の良さ重視の下着を付けるようにするなど使い分けると良いでしょう。
ナプキンはどうしても避けられない分、日頃から保湿を心がけ、摩擦をなるべく抑えるようにしましょう。
❸デリケートゾーン専用のソープを使用する!
まず、ボディソープでデリケートゾーンを洗うのはNG。ボディソープは洗浄力がとても強く、デリケートゾーンに使用すると常在菌や皮膚膜など落とす必要のないものまで落としてしまいます。その結果、乾燥を促したり肌トラブルに繋がるので黒ずみは一向に改善されません。
弱酸性の専用石鹸でしっかり泡立て、手で優しく洗いましょう。
また、専用石鹸の中でも「ジャムウ配合」と表記されているものや「ツボクサ」「マグワ根皮」「カミツレ」「甘草」の成分が入っているものは、効果に期待ができますよ。
❹生活習慣を見直す!
これらのことを意識して規則正しい生活を送りましょう。
・6時間以上の睡眠
・栄養バランスの整った食事
・喫煙やアルコールの過剰摂取は控える
・過度なダイエットを控える
・便秘の改善
生活習慣が改善できればホルモンバランスも安定させることができ、肌のターンオーバーを正常に戻せます。
❺過度なムダ毛処理をしない!
VIOに適していないカミソリや毛抜きでの処理は絶対にやめましょう。VIO専用のカミソリや電気シェーバーの使用、またはクリニックやサロンなどで優しくムダ毛を処理してもらってくださいね。
❻美白効果が期待されるアイテムを使用する!
黒ずみを改善するために❶〜❺を行うのは大事ですが、最もダイレクトに黒ずみへ効果をみせるのが『美白有効成分』が配合されたアイテムを使うこと。詳しいアイテムについてはこちらをチェック。
最後に、黒ずみに関しては本記事以外にもさまざまな記事を公開しています。黒ずみはすぐ治るものではないので、気になったら早めにケアしてあげましょう。
お悩み②かゆみ
原因
かゆみの原因としては以下のことがあげられます。
・乾燥
・デリケートゾーンのムレ
・生理用ナプキンの接触
・下着の締め付け
解決方法
かゆみの解決方法として、ムレを抑えデリケートゾーンを清潔に保つことが大切です。
黒ずみ解決方法の「摩擦を防ぐ」で書いた事に加えて、ピタッとしたスボンやタイツ、ストッキングの着用時は締め付けの少ない下着をつけたり、生理時のナプキンは2〜3時間に1回は交換するようにしましょう。
またかゆみが生じた場合は、薬局などで手に入る軟膏などを塗布するといいでしょう。かゆみの症状に効果のある商品を紹介していきます!
フェミニーナ軟膏
素早くかゆみを抑えてくれることに加え、抗ヒスタミン成分を配合していることから、かゆみの発生自体も抑えてくれます。また低刺激で非ステロイドです。べたつかないテクスチャーで、サイズも2種類用意。自宅用と持ち運び用にできるのも便利ですね。
ラフレ
伸びがいいのにサラっとした使用感。塗ったあとすぐに衣類を着ることができるので外出先でのケアにピッタリです。ステロイド、尿素は配合されていません。
ビタトレール デリモア
患部を殺菌しかゆみを抑えてくれます。ベタベタしたりスースーせず、低刺激です。「女性向け、デリケートゾーンのかゆみ止め」と書いてあるので、不安感を払拭できるのも良い所ですね。
かゆみの原因でもあげたムレは女性にとって非常に天敵です。デリケートゾーンはもともとムレやすい箇所なのに、下着類やナプキン、長時間同じ姿勢をとる事務作業などにはムレを悪化させてしまうものが多く、またそれらを避けがたいのも事実。少しでも改善したいと考えている方は以下の記事にヒントが隠されているかもしれません。
お悩み③乾燥
原因
乾燥の原因としてはこれらがあります。
・過度なムダ毛処理
・下着やナプキンでの摩擦
・間違った洗浄方法
・ホルモンバランスの乱れ
解決方法
乾燥の解決には、やっぱり“保湿”がマストです。
デリケートゾーンにこそ毎日の保湿がとても大切なんです。理由はこれら。
❶顔と同じく皮膚が薄く、乾燥しやすい
デリケートゾーンの皮膚は瞼よりも薄くとっても敏感です。顔はとても乾燥しやすい部分で毎日のスキンケアが欠かせない女性がほとんどですよね。化粧水や美容液を毎日塗るように、デリケートゾーンもしっかりと保湿してあげましょう!
❷年齢とともに劣化もしていく
やはり女性の肌は年齢とともに劣化し、乾燥もしやすくなります。また膣内もケアをしなければどんどん乾燥が進み萎縮してしまうので注意が必要ですよ。気づいたときは早め早めにケアしましょう!
❸二次被害を起こしやすい
デリケートゾーンは❶でもお伝えしたようにケアすべき箇所なのですが、自ら触ったりクリームを塗ることに抵抗のある人がまだまだ多いです。
その結果、知らない間に乾燥は進み、二次的なものとして黒ずんでしまっています。
乾燥の二次被害には黒ずみの他にも、摩擦による肌あれ、かゆみ、臭いの悪化、自己処理時のカミソリ負けなどがあり、脱毛の際には普段より痛みを強く感じることもあります。
ケアの怠りによって、これらの被害が降りかかってくると思うとゾッとしますよね。
なぜ二次被害が起きてしまうのか
なぜ二次被害が起きるのか、それはこれらが乾燥している肌だと特に起こりやすいからです!
正常な肌の場合、角質層が肌内部の水分や脂質を逃さないようバリア機能を働いているのですが、乾燥によって水分が減るとバリア機能も低下し、外部からの刺激を受けやすくなってしまうのです。そしてその外部からの刺激が黒ずみを生み出すことに。
臭いにおいても同様。乾燥しているところでは菌が増えやすくなることから臭いは悪化。
肌を正常な状態に戻してあげないとターンオーバーも乱れ負のループに陥ってしまいます。
保湿を必要としているのは、乾燥の二次被害を生み出さないようにするためであり、保湿だけでは黒ずみや臭いを取ることはできません。
二次被害をしっかり阻止することで余分な悩みを増やさないよう、意識的に保湿をしましょう。二次被害を起こすことなく、乾燥ケアができれば悩みは撲滅ですよ!
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